2025/02/22 15:16

あまりレビュー記事を上げるつもりはなかったのですが、日本人があまり取り上げないバンドに限定してちょくちょく上げていこうかと思います。
第一回は、KYUSS、QOTSAのJOSH HOMMEから「史上最高のバンド」とも評されるスウェーデン出身のストーナー・デザートロックのTRUCKFIGHTERS。2005年にリリースされたデビューアルバム「Gravity X」を中心に書いていこうと思います。
そもそも日本国内では人気や知名度がイマイチな感じもするこのバンドですが、これまでに5枚のスタジオアルバムをリリースしており、ストーナー・デザートロックシーンでは既に大御所的な立ち位置です。2011年には彼らをテーマにしたドキュメンタリー映画も作られました(タイトルの「FUZZOMENTARY」という造語が最高)
Truckfighters Fuzzomentary (Trailer 2011)
正式メンバーは創業時から変わらずNiklas ‘Dango’ Källgren(ギター)とOskar ‘Ozo’ Cedermalm(ベースボーカル)の2人。そう、このバンドのスタイルは2人組なんです。ドラマーはその時々で異なり、常にジョインを繰り返すパターンのバンドです。音楽性は言わずもがな、FUZZ MONSTERと形容されるくらいのFUZZYなストーナー・デザートロックサウンド。ビジネスシーンにおいて"ファジー"はあまり良くない意味で使われがちですが、この界隈では"ファジー"であればあるほど評価が高まると言っても過言ではありません(おそらく・・・)
さて、本題のデビューアルバム「Gravity X」についてですが、結論から述べると「ハズレがほとんどない古典的なデザートロック」というのがわかりやすい総評なのかもしれない。
KYUSS等のファンなど聴く人によってはありきたりサウンドでつまらないと評する方もいるかもしれませんが、個人的にはほぼ満点に近いデザートロックの名盤であり、またストーナー・デザートロックの入門には最適なアルバムではないかと思います。
興味のある方は、とりあえず一曲目の「Desert Cruiser」を聴いて自分の耳に合うかどうか試してみてください(合わなければ多分全曲聴いてもハマらないかと思います)
もう少し具体的な話をすると、一曲目の「Desert Cruiser」のように比較的アップテンポで強めな曲もあれば、「Momentum」のようにワウワウした曲もあり、「Intermission」のようなジャムセッション風な曲もあって、結構バリエーションに富んでて飽きない。このジャンルの欠点でもある全曲通して金太郎飴状態(好きな人にはプラスにもなるが)になってないところは90'sのストーナーロックシーンからの改善かもしれない。
あと何か述べるとしたらジャケのデザインがいいですよね。SLEEPのジャケもほとんど好みですが、やっぱ宇宙飛行士とかのスペース関連がモチーフだとテンション上がります。
それにしても、砂漠(デザート)とは無縁であろうスウェーデンから、こんなにも世界中のデザートロックファンを熱狂させられるバンドが出現すること自体がおもしろい。
